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中国雑貨について

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扇子について

当店で取り扱っている扇子は、扇子と刺繍の街「蘇州(そしゅう)」で作られたものです。
蘇州では様々な扇子が作られていますが、とてもいい香りがする木「白檀」を使用した
檀香扇(たんしゃんせん)が有名です。
その他にも、黒檀や紫檀などの上質な木材を使用した扇子も作られています。
 
各種扇子は、元の木の材質を活かすように作られていますが、
「値段がバラバラだけど、どこが違うの?」というお客様の声にお答えして、 ここで木材の材質や特徴を
まとめてみたいと思います。 お手元に扇子をご用意して読み進めてください。
意外な発見があるかも?しれませんよ。
 
                      →手元に扇子が無い! という方は扇子一覧ページにGO!

白檀(びゃくだん)

別名:サンダルウッド、栴檀
学名:Santalum album

<白檀(びゃくだん)> 別名:サンダルウッド

 インド、タイ、インドネシア、マレーシア、東南アジア、オーストラリア、フィジーなどに分布しています。 インドのマイソール(迈索尔、Mysore)地区で産出する白檀が最高級品とされ、「老山白檀」 という別称で呼ばれています。
 
品質(香りの良さ)は、
老山白檀>インド>インドネシア>その他東南アジア>ハワイ、ニュージーランド等
 ハワイ、ニュージーランド等のものは、香りが弱いので扇子には向きません。
 
木材の中央部分(心材)は香りが強く、周辺(辺材)に行くにつれて香りは弱くなります。 また、根っこ部分も香りが良いので重宝されます。 中国では、産地と等級により、以下のような名前を付けて区別しています。
 
老山香(インド)
新山香(オーストラリア)
地门香(東南アジア)
雪梨香(ハワイ等の太平洋島国)
  
木材として利用できるまでに三十年程度かかり、成熟した樹でも高さはせいぜい10メートル程度。相当大きく育っても、高さ15m、直径30cmくらいです。 さらに、白檀は「半寄生植物(他の植物からある程度の栄養を吸収して育つ)」なので、生育環境が非常に限られています。
過去の過伐採もあり、今では天然物にはほとんどお目にかかれません。 栽培にしても、相当の手間と時間が必要なので、必然的に価格も毎年上昇傾向に あります。
 
2009年に、インド産白檀が1トンで3000万円ちょっとで取引されたりしています。 1トンというとかなりの量ですが、当然心材だけではなく辺材も含まれているので、 実際に使える部分は更に少なくなります。

紫檀(したん)-小叶紫檀-

小叶紫檀
別名:檀香紫檀、Redsander Wood
学名:Pterocarpus santalinus

<紫檀(したん)>

小叶紫檀は、木の総称ではなく、1つの木を指しています。日本では紅木(コウキ)と呼ばれ、以前は三味線にも利用されていました。 (現在は流通量と価格の高騰により、日本国内ではほぼ流通していません)
現在はワシントン条約にて伐採、輸出が保護・規制されています。熱帯や亜熱帯地方で産出され、中でもインド産が最高級とされています。成熟した木で高さ20m、直径20cmほど。
 
さらに、中国では「十檀九空」と言われます。
つまり、「紫檀の木材が10本あれば9本は中に空洞がある」のです。木材として乾燥させるうちに空洞が出来たり、湾曲していく物もあります。
...こう説明すると、大型木材の希少性がお分かりいただけるかと思います。テーブルとイスの家具セットで、「家が建つ値段」という事も十分にあるので...
 
ちなみに、名前の「小叶」とは、小さな葉っぱという意味です。 木材として使える割合がとても少ない(上記の十檀九空の為)事もあり、小叶という言葉を冠して呼ばれるようになったようです。
 
代表的な特徴は以下の通り。
・空気に触れると色が濃く深くなっていく
・紙などでスッと擦ると、紙に色が付く
・表面に細かい線状の模様が入る

※ 上記3点の特徴があれば必ず小叶紫檀だ、とは言い切れません。表面の滑らかさ、重さ、価格等から、総合的に判断する必要があります。

紫檀(したん)-大叶紫檀-

大叶紫檀
別名:玫瑰(メイグイ)檀、鸡丝檀

メイグイ檀

主に南アフリカのマダガスカル諸島で産地される「盧氏黒黄檀」の事を指します。
1996年ごろに中国に伝わった、まだ新しい木材で、小叶紫檀に似た特徴を持ちます。 (小叶紫檀の3つの特徴をほぼ全て持ち合わせています) 切って間もない木材は、ちょっと酸味のある香りがするのが特徴。
 
ただ、非常に希少・高騰した小叶紫檀の代替木ということもあり、1つの木では 無く、木の総称として使われている点に注意が必要です。 (木の品種を問わず、小叶紫檀に似た性質を持つ木は全て大叶紫檀と呼ばれる事が多いです)
 
当店の扇子に使用しているのも、玫瑰檀と呼ばれるこの紫檀です。 「玫瑰」とは、バラの事です。木材の色合いから付けられた別名ですね。

黒檀(こくたん)

別名:烏木(うぼく)

<黒檀(こくたん)> 別名:烏木(うぼく)

中国では「烏木(ウームー)」と呼ばれています。烏(カラス)のように真っ黒な木、という意味ですね。
熱帯を中心に、アフリカ、インド、インドネシア、スリランカ、タイ、ベトナム...と各地に分布しています。
 
日本と同様、「本黒檀」「条紋黒檀(縞黒檀)」などと分類されてはいますが、一般的には総称としての全ての黒檀を「烏木」と呼ぶ場合がほとんどです。
つまり、中国の木製品を販売している店で、「これは何の木ですか?」と聞いても、一般レベルの店員さんからは 「烏木(黒檀)です」としか答えが返ってこない場合が普通です。
「何黒檀ですか?」という質問は、幅広い木材知識を持った人以外には使えません...
 
成熟した黒檀の樹は高さ25m、直径1mにもなるのですが、成長がとても遅いのが特徴です。
(この「成長の遅さ」が、木材としてのきめ細かさや固さに影響するのですけどね)
黒檀は白檀と異なり、芳香はしません。
産地によって「印度烏木」「台湾烏木」という呼び方をする場合もあるようです。

紅檀(ほんたん)

<紅檀(ほんたん)>

「紅檀」というのは、木の名称ではなく、木の総称です。
以前から中国の家具などに使用されてきた木材の総称として使われています。
 
当店の扇子に使用している紅檀は、新しい木材としてインドネシアから輸入した木材を使用しています。
白檀には及びませんが、芳香がある木材です。

木材価格も、黒檀と同程度の価格なので、高級木と呼べる部類のものです。

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